議長(遠藤)
5番。
5番(勝呂)
次の問題に移ります。教育行政の問題であります。「心の教育」の充実のためにということで、今回は学校図書館について取り上げ、教育委員会の考え方をお聞きしたいと思います。現在の教育や子供たちの置かれている状況を見るとき、私達はかなり深刻な危機感を持たざるをえないのではないでしょうか。子供の荒れ、あるいは学級崩壊など、教育現場の荒廃があっちこっちで指摘されています。そういう現象は過酷な受験競争が年々低年齢化し、子供たちを幼い時期から塾通いに追いやられ、ゆとりのない生活を強いられているからだと指摘する教育学者もおります。一方、学校教育は教師が教え込む教育から、子供自らが学ぶ教育への転換が進行中であります。そして、心の教育の大切さも、また言われているところであります。つまり、子供たちの知的探究心を育て、子供たちが真に学ぶことの喜びを体得できるような教育をつくり出すことが、今、強く求められていることではないかと私は考えます。そして、そういう子供たちの読書や学習を支援し、子供たちの読む権利・学ぶ権利を具体的に保障する機関として学校図書館を整備充実させることが、学校教育全体にとって極めて重要な、そして緊急な課題ではないかと私は考えます。ところが、文部省は学校図書館の整備充実についてさぼってきました。そして、やっと1997年6月に学校図書館法の改正を実現し、学校に司書教諭を幾つかの制限をもちながらも配置することを決めました。そこで、当町の教育委員会として、この学校図書館をどう位置付けるか、そして役割をどう見ているか。そこの見解をお聞きしたいと思います。
議長(遠藤)
教育長。
教育長
お答えをいたします。ご存じのように今、議員おっしゃられるように、昭和29年に学校図書館法が施行されました。その中に、定義そして設置の義務、運営方法、これが明示されております。そこで私は、学校図書館は学校教育に欠くことのできない基礎的設備である。こういうように捉えております。この 法の中にも同様なことが示されておりますが、そういう中で学校図書館の設置義務ということが押さえられておりますので、これをもって私は設置の位置付けというようにいたします。そして、当町の図書館を全部回ってまいりました。学校の中でどこに図書館を位置付けておるか、設置とておるか。1番学校の中心に設置しております。休み時間に近い場所にというような配慮がなされております。しかし、まだまだ不備な点がございますが、私はこの位置付けというものについては、以上申し上げたような点で考えております。
議長(遠藤)
5番。
5番(勝呂)
次に、当町では今年4月に長小・長中に各1名、図書教諭の辞令を発令したということであります。しかし、図書教諭の先生というのは担任を持ち、教科指導で手がいっぱいだということを聞きます。したがって、図書指導とか、そういうことが現実にはできないのではないかというふうに思うんですけども。教育長、この図書教諭の役割について、どうお考えでおられるか、お聞きしたいと思います。
議長(遠藤)
教育長。
教育長
議員、おっしゃられるように始めて35年ぶりに、この図書教諭を発令いたしました。この発令は私は議員のおっしゃられるように、司書教諭を29年に置かなければならない。そう法の中で定められておる。学校図書館法の第5条でございますが、その中の附則第2で当分の間、置かないこともできる。当分の間、置かないと、当分の間が35年間続いたわけでございますから、私も気持ちの中では現職を通して何とか早く、こういう気持ちでおりました。そこで昨年度末の10年度末、人事移動の県・国への要望の中で、第1に長泉町といたしましては学校の図書館教諭の設置を望む。これを第1に掲げました。そして、これはこれから平成15年3月31日までと、当分の間が法改正されましたから、この間におそらく配置があるだろうと。おさえまして要望したところが、県教育委員会から長泉町2名の図書館教諭を発令してくれないかと。こういう要請がございましたので、長泉小学校と長泉中学に発令をいたしました。しかし、この2名の教諭は担任を持ち、教科の指導をしながらの発令でございます。したがって、他の養護教諭と同じように、この枠外配置という形ではございません。したがって、図書館に打ち込むという点はなかろうと思いますけれども。しかし今、盛んにこの発令された教諭をいろいろの研修会において指導をしております。そういう中で図書館経営の図書館指導の問題点を浮き彫りにして、やがて平成15年4月1日から、この図書館教諭を配置することになるわけでございますので、それに目指して私は当町の図書館の問題点を洗って、そして枠外配置を強く要望して参りたいと。以上でございます。
議長(遠藤)
5番。
5番(勝呂)
今、教育長の枠外というようなことが出ましたけども。次に、そのこととを今、言うわけですけども、理想論で言えば専任の学校司書、要するに司書教諭じゃあなくて、司書が各学校に配置されて、子供たちがいつ来ても使える図書館であってほしいと思います。それを要求しても、財政的な問題で拒否されることは明らかでありますから、過渡的な処置として地域の人材を活用することはできないかということであります。読書指導のできる人材を確保して、正規の職員として雇うには予算がないからということでしょうけれども、時間制限を設けて、パートとして待遇を保証すると。そういうことであれば、それほどお金がかかるものではないと思います。そういう形で学校図書を是非充実させていってほしいと私は思いますけども。その点についてはいかがでしょうか。
議長(遠藤)
暫時休憩します。
休憩 16時52分
再開 16時53分
議長(遠藤)
休憩を閉じて会議を再開いたします。教育長。
教育長
今、取り消しを、ちょっと訂正をお願いいたします。平成10年4月1日ではございませんで、15年4月1日に配置しなければならないと、こういうように法改正がございました。失礼しました。そこで今、この町において司書、司書教諭は大変であっても、司書を町でひとつ採用し配置したらどうかと。そのご意見は非常に貴重なご意見でございますけれども。今、置かれている町の状況、こういうものからして私は今は考えておりません。そして、いろいろ学校の中で働いてくださるいろいろな方をお願いをする際には、この職務の専門性と言いますか、こういう点を考えますと、誰でもいいと、平たい言い方で誰でもいいということではございません。特に図書館はその職務の専門性というものが私は要求されると思います。司書と司書教諭はどう私は押さえておるかと言いますと、この司書は管理・運営が主でございます。司書教諭となりますと、管理・運営そして、この子供たちへの指導という点が加わってきます。そういう際に、司書であっても司書教諭であっても図書館に採用した方がおれば、誰でも子供が先生でございます。したがって、この人材の採用ということを考えた時に、私には現在司書の資格とか、そういう点をもっておられる方の状況も掴んでおりません。したがって、現在では考えておりません。
議長(遠藤)
質問中ですが、本日の会議時間は勝呂正和議員の質問が終わるまで、これを延長したいと思います。5番。
5番(勝呂)
もっと教育とか、そういう現場にお金を是非使っていただきたいと思います。例えば、じゃあ、私はお金はいらないから、ボランティアでそういう協力したいと、学校教育に協力したいという人がありましたら、是非そういう地域の力を使って、子供たちのためにやっていただきたいと思います。今後、是非、そういう点も前向きに考えていただきたいと思います。町長にもお願いしたいと思います。将来の長泉町の主権者を育てるという広い心で、福祉の問題と共に長泉町の教育行政の充実について、是非、頭に入れて置いていただきたいと思います。そのことを期待して私の質問を終わります。
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Last Update 1999.10.13