議長(遠藤)
 日程第22:陳情第6号 国立東静病院の存続と拡充を求める陳情書を議題とします。文教厚生委員長から審査結果の報告を求めます。文教厚生委員長。
文教厚生委員長(渡辺)
 ただいま議題となりました、陳情第6号 国立東静病院の存続と拡充を求める陳情について、当委員会における審査の概要と結果についてご報告を申し上げます。
 本陳情は国立東静病院の廃止、民営化、地方移譲、独立行政法人化を行わず、国立医療機関として存続、機能強化を図ることを目的として提出されたものであります。陳情者は沼津労働組合連絡会議長 日景晴美、三島田方労働組合連絡会議議長 室伏雄二、全日本国立医療労働組合東静支部支部長 高橋知の3団体であります。審議に先立ち3者を代表して東静支部支部長高橋知様に参考人としておいでいただき、陳情の主旨についてお伺いいたしました。その中で、国立病院の再編成計画は、ハンセン氏病療養所を含めて全国国立病院239ヵ所の施設を10年間で74ヵ所を削減した。残り165施設を機能類型を明確にして、国立療養所機関として整備するものであり、現在削減進捗率は約3分の1であるとの説明がありました。国立東静病院は、その165施設に入っており、全国でも経常収支率はトップクラスの病院であり、厚生省が現在示している再編成計画の対象外であることは陳情者自身も認めているところであります。独立行政法人化については、中央省庁の推進本部の大綱がリストアップしたなかで、試験研究機関や文教厚生、医療厚生機関等84事業あり国立病院はその一つであるが、新再編成計画の対象として国立東静病院が単独では独立行政法人化されることはないと陳情者は述べておりました。陳情者に対しまして、委員より、厚生省で再編成計画は決められたというが、今日現在法的なものはどうかとたずねたところ、中央省庁と改革にかかわる大綱は出されているが、法的なものはまだ決まっていない。また委員より、国の行政改革の中で国立病院すべての病院が独立行政法人化の対象になるのかとたずねたところ、センター病院は数カ所残るといわれているが、基本的には独立行政法人化の対象にはなるとの説明がありました。委員会の審議の中で委員より、陳情の表題の国立東静病院の存続と拡充についてはすでに願意が満たされているのではないかとの意見もあり、また委員より、内容については独立行政法人化について今後3年から5年にかけて国立病院全般について検討されるが、国立東静病院の存続と拡充とは別に審議されるべきではないかとの意見もありました。また委員より、独立行政法人化されると、医療サービスが低下するというが、必ずしもそのようになるのか一概にはいえないのではないかとの意見もありました。また委員より、独立行政法人化されると、国立病院特別会計から企業会計になり、不採算部門は切り捨てられ、患者負担が増大するとの意見も出されました。最後に委員より、この陳情はあくまで国立東静病院の存続と拡充を求める陳情書であり、現時点では厚生省は国立東静病院の廃止、民営化、地方移譲は考えておらず、独立行政法人化については現在中央省庁と改革基本法に基づき国は検討中であるが、その内容については未確定要素が多く、想像だけで独立行政法人化が即住民サービス低下につながるものとは思われないとの意見が出され、討論にはいり、陳情第6号については採択とすることに反対討論が1件、賛成討論1件があり、採決の結果、本陳情については採択することに賛成少数であり、本陳情は不採択とすることに決しました。以上よろしく議員各位のご賛同をお願い申し上げ、報告を終わります。
議長(遠藤)
 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑がなければ質疑を終結して、これより討論に入ります。本案に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告に対する反対討論の発言を許します。5番。
5番(勝呂)
 私は、ただいま議題となりました、陳情第6号 国立東静病院の存続と拡充を求める陳情について、不採択になりましたことについて反対の立場から討論いたします。国立東静病院が2001年までに独立行政法人化されることは決まっていることであります。現在国立東静病院は、ガン、循環器などの高度専門医療を中心に一般医療機関として地域に重要な役割を果たしています。独立行政法人になると企業会計独立採算性が導入され、差額ベットをはじめとする現在実施されている患者サービスが縮小ないし廃止され、患者負担の増加をもたらします。また、採算に合わない医療分野を国立だからできるという分野があり、患者や家族にとって国立病院はかけがえのない医療機関であります。したがって国立東静病院は国立として存続させ、機能強化を図りつつ、患者や地域住民の期待に応えるかけがえのない医療機関として守っていく必要があると考えます。よって陳情を不採択することについて反対するものであります。議員各位のご賛同が得られますようによろしくお願いいたします。
議長(遠藤)
 次に、賛成討論の発言を許します。16番。
16番(下山)
 私は、ただいま議題となっております、陳情第6号について、不採択に賛成する立場から討論いたします。陳情の願意は、表題の国立東静病院の存続と拡充についてでありますが、すでに願意は満たされているものであります。現時点では厚生省が再編成計画の中で国立東静病院の廃止、民営化、地方移譲は考えていないといっております。独立行政法人化については、中央省庁改革基本法の中で検討中であり、その内容については未確定要素が多分にあり、また独立行政法人化にされると、即患者住民のサービスにつながると断定することはできないのであります。
 以上の観点から、陳情第6号は不採択に賛成するものであります。何とぞ、議員皆様方のご賛同をお願い申し上げ、討論といたします。
議長(遠藤)
 他に。
 討論がなければ討論を終結して、これより採決します。本案は委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。挙手多数であります。よってこの陳情は不採択と決定しました。

copyright(c) 1997  長泉町役場 議会事務局 e-mail:gikai@nagaizumi.org
Last Update 1999. 8. 1