議長(遠藤)
 日程第16:議第114号 平成11年度長泉町水道事業会計予算を定めることについてを議題といたします。総務水道委員長から審査結果の報告を求めます。総務水道委員長。

総務水道委員長(杉山)
 ご報告を申し上げます。ただいま議題となりました、議第114号 長泉町水道事業会計予算を定めることについて、当委員会における審議の内容と結果をご報告申し上げます。課長、課長補佐、主幹の出席を求め、まず課長より平成11年度事業の概要説明を受けました。その内容は水道事業の新たな状況としては県立がんセンターへの給水、第二東名等の北部地域開発等にかかわる拡張事業が必要となってきている。経営面においては大変厳しい状況になりつつある。11年度の途中で収益的収支が損益分岐点に達するような予想になりつつある。このような認識をもちながら効率的な運営経営に努め、料金の見直しもそろそろ検討しなければならない状況である。11年度の主な取り組みについては、
1.建設改良については主要道路への新設、下水道整備関連での配水管整備、未配管地域への管網整備等全体で 3,980メーターを予定している。
2.地震対策では石綿管の整備を引き続き実施、11年度は175メーターを整備し、残りは747メーターとなる。
3.施設の維持管理については、第一浄水場の自家発電機改良と取水ポンプ取り替えである。
4.水質監視については、法的に定められた水質検査のほかに、11年度は新たにクリプトスポリジウムの検査を項目に入れていく。
5.継続的に行っている管網図の整備は11年度国道246号線以東で東レ荻素住宅北側から下長、南一色地域を含め整備を進める。
6.災害対策として、速やかに対応するため、給水タンク2立方メーター1台、天幕、備蓄倉庫を整備していく。
 以上の概要説明と課長補佐による細部の補足説明を受けたのち質疑に入りました。その主なものを申し上げます。委員より、給水戸数500戸増加を見込んでいるが、年間総給水量、給水収益とも前年と同量、同額で計上しているがとの質疑に対しては、給水戸数増加はマンション等の建設によるものであり、給水量は平成7年、8年度は大口の需要量が減少し平成10年度は小口径の需要が減少している。これは一人住まい等で基本料金内で納まっている世帯が増加しているものと考えるが、11年度については前年度並みに確保したいとの答弁がありました。委員より、供給単価1立方メーターあたり81円であるが、給水原価と収支が厳しくなるなか、損益分岐点の今後の見通しはとの質疑に対しては、11年度予算では供給単価1立方メーター81円を見込み、給水原価は1立方メーターあたり79円84銭である。したがって1円16銭の差でほぼ同額となってきた。がんセンター建設や第二東名関連工事に伴い、現在内部留保資金等財源確保に努力しているが、毎年財政計画を立てる中で平成11年度中には損益分岐点に達するものと考えているが、今後平成10年度決算を踏まえ、経営分析を行い財政計画を立て、水道運営協議会で検討し、議会にも財政計画案、損益分岐点の資料を提示し、相談しながら進めていきたいとの答弁がありました。委員より、がんセンター建設と第二東名関連工事や都市計画道路片浜池田線、池田柊線、下土狩文教線の水道管年次計画と財源となる水道料金の回収率の状況はとの質疑に対しては、県立がんセンターの建設については現在配水管整備基本計画を行っており、平成11年度実施設計、平成12年度に工事着手となる予定であり、第二東名関連工事と池田柊線は、中期計画で財政計画に取り組んでいる。地域の土地区画整理事業が中止となり不透明な部分があるが、今後関係機関と協議を進めていきたい。下土狩文教線では現在関係課と協議をしていないが、水道管整備については今後関係者と協議をしていく。また、水道料金の回収率は約97パーセントであり、納入方法として口座振替を推進している。現在振替率86パーセントであるが、口座落としができない件数が近年増え、未収金も増加している。滞納整理をし、回収率アップに努めたいとの答弁がありました。委員より、新たに水質検査項目にクリプトスポリジウムとあるが、どのようなものかとの質疑に対しては、毒物ではなく下痢症を引き起こす原虫であり、動物の糞尿に含まれ、また水や食べ物の中では、殻に覆われたオーシストの形で存在する。オーシストの殻は非常に硬く、塩素消毒に対して抵抗性を示す。表流水や伏流水に混入し過去発生した事例があり、地下水については事例はないが、安全性を確保するために実施するものであるとの答弁がありました。委員より、水道法が改正され、水道業者が自由に参入できるようになったが、町内業者との問題はないかとの質疑に対しては、10年4月に水道法が改正され、国家資格のある給水装置工事主任技術者が所定の手続きをすれば指定工事店として指定される。現在の指定工事店は64店であり、そのうち旧指定工事店は町内16店が組合を設立し、委託契約を結んでいる。今までに新規の指定店とのトラブルはないとの答弁がありました。委員より、総係費の印刷製本費173万円の内容はとの質疑には、長泉町水道事業の概要として水道料金施設の概要、町水道のしくみ関係等のパンフレットを作成し、全世帯に配布や広い世帯に水道事業の啓蒙をはかっていきたいとの答弁がありました。
 以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論もなく採決の結果、議第114号は原案のとおり全会一致可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
議長(遠藤)
 これより議第114号の委員長報告に対する質疑に入ります。質疑がなければ質疑を終結し、これより討論に入ります。まず、本案に対する反対討論の発言を許します。討論がなければ討論を終結し、これより採決いたします。本案に対する委員長報告は可決であります。本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。挙手全員であります。よって第114号議案は可決されました。

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Last Update 1999. 8. 1