議長(遠藤)
次に、
質問順位 3番。
質問内容 1.子どもに豊かな心の育成を
2.女性の社会参画への環境づくりについて
3.高齢社会の準備は
4.ごみの減量化はすすんでいますか
質問者 大川須津子議員、2番。
2番(大川)
通告に従いまして質問させていただきます。
ゆとりと感動のある教育は進んでいますか、11月18日に新しい教育内容を盛り込んだ小中学校の新学習指導要領案が公表されました。それは学校週5日制が完全実施される2002年から実施されることになると思います。21世紀を担う子どもたちの生きる力を育むことを目指し、ゆとりと基礎的で基本的な内容の確実な定着をはかり、個性を生かす教育の充実に努めるということです。教育は大きく変わろうとしています。先日、私は千葉市立うたせ小学校へ研修に行ってきました。新学習指導要領案に近い教育をそこではなされていました。子どもたちは学校が楽しいといっておりました。放課後運動場は子どもたちで一杯でした。ボールけりをしているグループ、ソフトボール、サッカー、おにごっこなのか走り回っているグループ、鉄棒をしている子どもたちなどなど。子どもたちも先生方もエネルギッシュに見えました。長泉町も新しい指導要領により、子どもたちにとってより良い教育に変わるのだと思いますので、これからをとても期待しております。しかし、2002年から実施されるといたしましても、教育システムが改革され定着するのに多くの時間がかかると思われます。それでは今の子どもたちには間に合いません。先日中学生をもつ保護者の方達と話をしていたとき、ゆとりの教育といっても現実はゆとりとは遠くかけ離れていてあまりにもいわれていることと違いすぎるといっておりました。ナイフの問題、いじめの問題、いろいろ起こる事件の要因のひとつはゆとりがないことであると、ゆとりの教育の重要性がいわれているのですけども、子どもたちにはとてもゆとりは感じられないともいっておりました。過渡期とも思われるこの時期の中で、現場の先生方はいろいろ工夫をして子どもたちに感動やゆとりを感じられる時間を作る努力をしているということを何回か伺っておりますが、保護者の方々にはそれは伝わっていないように思えます。そのことはどのようにお考えになっていらっしゃいますでしょうか。
議長(遠藤)
教育長。
教育長
大川議員のご質問にお答えします。全ての子どもが人間性、社会性に欠けているとは思いませんが、日常生活の中でその欠如を感じることは珍しくありません。その欠如は今の子どもたちがあまりにも生活や社会自然などの実体験をしていないことに私は起因しているではないかと思います。学校の勉強にしても普段の生活の中でのテレビとかビデオとかマンガなどのメディアとの接触にしても、殆どが疑似体験でございます。なにかをすればどんな反応が起こるか、どんな影響がでるかを自分の目で確かめるチャンスがないのであります。例えばナイフを使って細工をして、そのナイフの使い方を誤ると怪我をするとか、出血するのだという、そういう実感を極端にいいますともっていないのではないかと思います。現在の子どもを取り巻く環境は、この実体験を許さない状況が見られる。その原因は教育が自ら考え自ら学ぶ力を育むより、ただ知識を教え込むことに偏っていたと考えられます。ゆとりがない、大川議員の指摘のとおりでございます。しかし、学校5日制に向けて指導時間は減っていきました。しかし、指導内容の削減は見られませんでした。時間が足りなくてやることが多く、したがって時間的なゆとりがないのはあたりまえでございまして、なんとかその時間的内容削減してほしいとずっと叫んできたわけでございますが、今ご指摘の2002年から始まる学校5日制に向けて去る18日に文部省の教育課程審議会で学習指導要領を公表し指導内容を3割削減してゆとりを打ち出しました。このことは今までにないことでございます。そこで時間的、空間的ゆとりの中で、ああできた、わかった、こういう感動のある授業を展開したいと思うし、それを目指してがんばりたいというように思います。今、申されました、非常に千葉県の子どもが伸び伸びやっておったというお話でございますが、本県でもあるいは身近の長泉小学校でも今2002年を待たずして、それに向けて努力していることは事実でございます。しかしこれほど大きな教育改革があったことは、その意義をただしくとらえていかなければなりません。したがって教師が意識改革をしなければ、これは進むことはできないと思います。まず教師の意識改革に努めることが私の責務である。こういうように思います。そして教師が変われば父兄も意識改革をしてください。この仕事はこれは実に大変な仕事であるけれども、大きな課題と考えます。長泉町の子どもたちが2002年の5日制を待たずして、少しでも改革が教師保護者が理解してぐんぐん進むように地味ではございますが、努力をしてみたいというように考えております。
議長(遠藤)
2番。
2番(大川)
教育長の今のお答えにとても心強さを感じます。そしてまず教師の意識改革をといってくださったところがとてもたのもしいなと思いました。千葉市の場合にも先生方そのものが何か違っていました。やる気というだけじゃなくて、使命感のようなものもとても感じましたので、ぜひ先生方との連携をとりまして意識改革をお願いして、そしてそれがお母様方達、ご父兄方の心にも響くようにぜひよろしくお願いしたいと思っております。ひとつ、こんなことをしたらどうかなと思うことがありますので、提案したいと思うのですが、そのことについて、感受性の強い幼少のころから様々な場面で芸術に触れるということは自然と情緒が育つといわれております。相対性理論をうちたてた物理学者アインシュタイン博士は大変音楽愛好家だったそうです。もし、音楽がなかったならば私の相対性理論は誕生しなかっただろうとまで語っていられるということです。それから三島にあります、佐野美術館をつくった佐野さんですが、郷土に美術館をつくろうと決心したとき、自分はこれらの美術品から多くの事を学び楽しんだ、これを郷土に残すことで郷土の若者がまた新たな発見をして、そこから立派な人材が育ってくれればいいといわれたということです。いろいろな芸術品に触れ、感動することが心を育てる力になるということだと思います。長泉町内の美術展や文化祭などに町民のすばらしい作品が毎回展示されております。年々盛んになり、素人の私にも皆さんがすっごくなっていると毎回感じられております。年1回だけでなくて、公共施設の壁面などに町民ギャラリーのスペースを設け、1年中いろいろな芸術品の発表の場にしていくことはできないでしょうか。それから、音響効果がとてもよいベルフォーレで開催されるクラシックの公演のとき、現在でも高校生以下は安い低額料金にしていただいているのですけども、良い音楽にふれるチャンスとして2回を学生席として子どもたちにもっと低額で提供することはできないでしょうか。文化の町長泉、子どもたちのすぐ側に芸術があることが当たり前の町長泉を作りたいと思いますが、どうお考えになりますか。
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Last Update 1999. 8. 1