8番(八木)
町の事業は町内業者にということであります。全国的に税収が激減している中にありまして、当長泉町の税収は前年度は増収となりました。このことは町内に多種多様な企業が誘致された結果、今日の不況にも他の市町村に比べ大きな影響を受けることがなかったものと高く評価をするものであります。よく、水を飲むときに井戸を掘った人のことを忘れるなとの諺のごとく、今更ながら先人の方々の先見の明によるものと敬意と感謝をする次第であります。このような長泉町でありましても、今日の不況は誠に厳しく、その影響は町の事業にも大きく及んでおります。静岡県におきましては、県議会の9月定例会で、県の大型公共事業が大手ゼネコンに多くのシェアを占められ、地元の県内企業に仕事が回ってこないとの批判が相次ぎ、10月29日には県議会建設委員会の委員と大手ゼネコンとの異例の懇談会が開かれ、県が大型の補正予算を組んで景気浮揚に取り組もうとしても、県内の建設業者が締め出されては景気対策にはならない。一次下請けなどについて県内の業者を使うよう要請が行われております。建設業界は景気活性化の鍵を握る企業であります。県の事業には県内企業を使うようにということでありますから、町の事業ということになりますと、当然町は町の税収の中で事業が行われますから、町内業者を使うことにより雇用の確保、税収の確保につながり、さらには町の活性化にもつながります。今日のような経済状況下においては、私は町が行う事業については、町内業者を使うよう努力する必要があると考えます。残念ながら現在は、国、公団、県が行う事業においては、町内業者が締め出しに等しい状況にあります。何か工夫をして現状を打開すべきであります。下請けに町内業者を使うことを入札時の要件にするなど、少しでも町の税収につながる方策を実施すべきであります。また、先頃長泉町においては市場原理の導入により、経費節減を図るために入札の最低制限価格が撤廃をされました。これは行政改革の方向性を示す一つとして高く評価をされておりますが、こうした時代の変化にともない、町内業者間の競争力に格差が生じ、競争についていけない経営基盤の弱い業者が出てきており、救済が必要な状況にあります。このような業者が早期に経営基盤の安定化、強化が図れるように適切な指導を行うとともに、救済策として暫定的に入札指名業者の細分化などはできないのか、例えば、ひとつのランクを二つのランクに分ける。具体的には、Aランクを特A、Aに、Bランクを特B、Bにといったように、細分化をすることで救済できないかと考えますが、まず、収入役に長泉町の財政状況と町内業者を使うことで財政に与える影響、経済的効果についてお伺いをいたします。また、担当課長より、入札指名業者の細分化について所信をお伺いを致します。さらに、現状の打開策と業者救済策について町長の所信をお伺いをいたします。
議長(遠藤)
収入役。
収入役
ご指名でございますので、八木議員のご質問にお答えいたします。バブルの崩壊後長引く不況は以前として光明が見いだせないまま推移しております。当然町財政への影響は大きいものと思われます。議員ご指摘の町内業者を使うという、いわゆる地元業者の育成につきましては、町長の公約でもございますし、町内企業が不況にもめげずに一生懸命努力できるような行政的な支援等によって得られるでありましょう経済的効果は大いに期待できるものと思っております。以上でございます。
議長(遠藤)
財政課長。
財政課長
お答えします。現在、町が行う工事等の入札指名につきましては、経営事項審査の総合評定に基づきまして、先ほど話がでましたとおり、A、B、Cの等級のランク付けを行っております。大きな一部大規模工事を除きまして工事の金額に応じまして、町内業者を中心に選定しているのが現状であります。参考までに現在の要領を申し上げますと、土木を例にとりますと、 1,000万以上がA等級、それから300万以上から 1,000未満がB等級、300万未満がC等級というような指名をさせていただいておりますが、ただし業者の数あるいは地域性等によりまして、直近の上位、あるいは下位の等級にも格付けされたものも加えまして実施する場合もあります。参考までに町内のA等級の業者の数でございますが、A等級は10社ございます。B等級が11社ございます。C等級が7社とご提言にもありました、今後におきましては、発注基準の金額によりまして、可能な工事を対象としまして、ご質問の主旨に基づきまして入札基準、入札指名業者の細分化など暫定的に図っていくようひとつ前向きに検討してまいりたいと思いますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。以上です。
議長(遠藤)
町長。
町長
私のほうからお答えさせていただきます。先ほど、収入役から答弁があったように、地元業者を救済する意味でもできるだけ町内業者を指名するということを考えております。大規模工事等の下請け業者につきましては、現場説明並びに入札会場におきまして町内業者を採用することについてのお願いを引き続き行っていく考えであります。また、第二東名自動車道ならびに静岡県のがんセンター関連工事、すでにはじまるわけですが、これらにつきましても長泉町の業者が参入できるよう機会あるごとに関係機関に働きかけを行っていますが、今後もなお一層お願いしていく所存でございます。以上です。
議長(遠藤)
8番。
8番(八木)
この件に関しましては、担当課、それから収入役、それから町長よりご答弁をいただきました。ほぼ満足いく形の中でのご答弁かなというふうに思います。あくまでこれ私がいっているのは暫定的にね、それじゃないと、なんのために最低制限価格を撤廃したのかわからないわけですね。本来だったらこれ努力しなけりゃしょうがないんですよ。にもかかわらず、ここのところでちょっと危ないよというような形が出てきているものですからね、やっぱり急激に変わった部分が相当影響しているのかなという気がしますもんで、あくまで暫定的という中でぜひそれまでにちゃんと自分たちの力で経営基盤をしっかりするようにというような指導もともに進めていただきたいなというふうに思います。
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Last Update 1999. 8. 1