議長(遠藤) 
2番。
2番(大川)
 最後の、災害対策についての質問に移らせていただきます。先程、渡辺議員の質問の中にもありましたように、8月30日県東部伊豆地域の豪雨は死者・行方不明者・家屋の倒壊・土砂崩れなど、多くの被害をもたらしました。被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます。平成2年の大場川の水害の時にも上流域の乱開発によるという指摘があったように覚えております。また、中国の長江の洪水について、アメリカの環境シンクタンクのワールドウオッチング研究所によりますと、1.上流域の森林の乱伐採 2.長江流域の急激な開発と人口の過度の集中 3.地球温暖化による雪解けの増水、を原因にあげて人災だと言い切ったと9月3日の静岡新聞の記事にありました。今回のこの県東部伊豆地域の災害についての静岡大学名誉教授の話によりますと、多くの被害を出した原因の第1は、記録的な集中豪雨である。でも、昨年までの6年間も雨が少ない傾向が続き、火山灰や火山礫で形作られている箱根山麓の山の表土が風化したまま残ったために、大雨で崩れやすくなっていたのではないか。それに加えて、ここからが私のとても気になる所なんですけれども。山麓周辺の開発が進んだことで、 浅い地下水の流れが激減してしまった。浅い地下水は深い地下水脈へと流れ込むわけで、その流れが激減してしまったために、地下に染み込まないで一気に流れて中小河川の増水・氾濫に繋がったと考えられるということなのです。長泉町もこれから県のがんセンターが建設され、大型店舗の出店も決まりました。そして先程、八木議員からのお話の中にもありましたように、東駿河湾環状線、それから第2東名が通り、インターチェンジができ、その周辺の開発がこれからドンドン進んで長泉町の町も随分様変わりすると思います。でも、今までその保水力のある森とか、それから林とか、草むらや田んぼ、それから畑とか、そうあった所が道路や建物で舗装されてしまうわけです。そこに降る雨水の行方がとても気になります。エルニーニョ現象が終わると、今度はラニーニャ現象が起こるとか、そういうことが新聞に出ておりましたし、予測できない異常気象がこれからも続くように思います。異常気象でなければ起こらないからと安心できない気がしております。そういうことも全て計算の上で開発計画がされてくるのだろうと思っておりますが、開発による災害が起こらないような対策はどのように計画されていますでしょうか
議長(遠藤) 
企画広報課長。
企画広報課長
 私から、がんセンター関連のみ、お話をさせていただきます。がんセンターの雨水防災に関しましては、当然ながら、県の開発行為の技術基準に基づきまして、50年確率で1時間当たり95ミリの降水量の雨水に対応した調整池を設けまして、徐々に河川へ野外放流をされるということになります。この1時間当たり95ミリというのは、先程消防長から今回の大雨の長泉町に降った最大が時間当たり25ミリという話が出ましたね。聞くところによりますと、三島で8月30日の6時から7時、最大38ミりだったそうです、時間当たり。これから凡そ95ミリというのが想像できるかというふうに思います。そういったような対応をしていくということになっております。また、特にこの地域はご案内のとおり、北側が東名自動車道で区切られております。ですから、要するに雨水の流域ががんセンターの12ヘクタール、概ね、この、だけに限られてきます。従いまして、非常に何ですかね、雨水対策というのはこの区域がやりやすいと。ですから、雨水災害の心配はないというふうに踏んでいるところでございます。以上です。
議長(遠藤) 
都市計画課長。
都市計画課長
 私の方から第2東名インターチェンジということで、お答えさせていただきます。ご承知のとおり、上長窪地先におけます第2東名、それから東駿河湾環状道路、県道片浜線によってインターチェンジが計画されておるわけでございますが。これらの道路事業における災害対策につきましては、現況の流末河川や水路等について事前に流下能力の調査を行いまして、計画道路を整備することによる流量の変化を把握しながら適切な水路断面の確保等の検討を行いまして、一時的に雨水を調流する施設である調整池等の計画を含めまして、自然災害に対する影響を十分に考慮しまして、県の土地利用事業の適正化に関する指導要綱というのがあるわけですが、その中に技術基準に基づきました対策を行うこととされておるわけでございます。また、切土並びに盛土のり面につきましては、計画道路の地質に適した植生によるのり面の緑化、またはコンクリート製品を利用した方の採用等も検討もされるようでございます。なお、計画道路に関する流末河川及び水路等の整備計画につきましては各施設の管理者との協議、調整等を図り、自然災害に対する対策を講じ、今後詳細な設計の中で、第2東名につきましては日本道路公団、 それから環状線につきましては建設省、片浜池田線につきましては静岡県という個々の企業者の調整を図ってまいりたいというふうに考えております。以上です。
議長(遠藤) 
区画整理課長。
区画整理課長
 長窪の土地区画整理整理事業の関係に関して報告させていただきたいと思います。この事業は平成4年に基本構想が平成5年に長窪、大岡ということで、72ヘクタールの基本計画が策定されました。昨年末に意向調査を実施した結果、沼津市を除外した約40ヘクタール弱で事業を進めたいということで、今年4月組合設立準備委員会が発足することになりました。沼津市の区域約19ヘクタールが抜けたことから、当初の事業計画の中で、事業区域や調整池の位置等についても見直しの必要が生じてきました。現在、県との調整の中で、事業区域も約33ヘクタールぐらいに絞り込みたいということと、それから平成12年に組合設立に向けた事業調整を現在しているところでございます。ご質問の開発の関係でございますが、特に雨水排水についてどのような対策が計画されているかということでございますが、むろん、現状は山林原野・畑ということで、非常に雨水等についての保水能力のあるような状況になっているわけですが、区画整理をやることによって排出量もかなり出てくるということになります。当然、法律省令その他関係規定に基づき施工することとされており、具体的には先程、 がんセンターの方からお話があったとおり、また都市計画課の方から話があったとおり、県の土地利用事業の適正化に関する指導要綱の規定に基づく指導がされることになります。現事業計画の区域の排水系統は沼津市に向けての系統になるわけですが、池田都市下水路と、それから芹沢川の二つの流域に分かれております。それぞれ流域に合わせ、先程も報告がございましたが、50年確率で1時間当たり95ミリの降雨に対し、調整機能を保持できるよう指導されております。この指導に基づいて、下流の流下能力まで調整する洪水調整池の設置を検討しております。今後、地元準備委員会で事業計画の煮詰めをし、県の関係部局、それから沼津市を含む河川管理者等々、協議をしながらご指摘の災害に繋がらないような対応をしていきたいと考えております。以上です。
議長(遠藤) 
2番。
2番(大川)
 災害にあわれた市町の方々とも情報を交換していただいて、住民の生命と財産を守るため、先を見越した行政を是非していただきたいと思っております。そして、安心して生活できる環境づくりをお願いして、私の質問を終わります。

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Last Update 1999. 8. 1