議長(遠藤)
 休憩を解いて会議を再開いたします。
        
質問順位 2番。
質問内容1.桃沢川の湧水群減少対策を
2.急傾斜地崩壊対策事業の取り組みについて
質問者下山登議員、16番。
16番(下山)
 通告にしたがい順次質問いたします。まずはじめに桃沢川の湧水群の減少対策について、質問いたします。
 愛鷹山をはじめ、桃沢川とその流域は自然の宝庫であるとともに、町民をはじめ近隣市町村住民の多くの方々が憩いの場として期待しており、とくに平成8年度に企画広報課で実施した住民意識調査、これは 1,000名を各町域から各層を抽出して行った調査でございますが、その資料を見てもわかりますように、町民の大部分の方々がわが町は愛鷹山の自然と桃沢川の水のきれいな自然資源に恵まれていることに強く誇りと関心を持っております。そしてこの地域を心の安らぎの場所と位置づけております。とくに桃沢川の上流、水神社付近の湧水群は泉八景のいちばん大きなものであり、町の宝であるといわれております。町でもこの流域に水と緑の杜公園の建設を進めており、1日も早い完成が望まれております。しかし、近年桃沢川の源流をなす水神社付近の湧水が減少しつつあり、非常に憂慮すべき問題で早急にその対策に取り組むべきであると思います。とくにその主たる原因の一つとして挙げられるのは、降水量の減少でありますが、これは地球規模の話であり、簡単には解決できない問題であります。ちなみに、降水量を調査してみると、昭和20年代から40年代までは平均年間雨量200ミリから220ミリぐらいあったのが、50年代後半よりすこしづつ減少し、60年度には 1,800ミリ、平成になりますとさらに減少し平成1年度、2年度は 1,500ミリ、平成6年度は 1,300ミリ、平成7年度は非常に少なく870ミリ、3分の1でございます。8年度は 1,290ミリ、今年は10月までは990ミリでございましたが、11月に入りましてちょうど100ミリ少し降りまして、 1,100ミリと、半減しております。降った雨は一般的にですね、自然林の豊かな林では20パーセントが蒸発し、20パーセントが地上水として流出、そして60パーセントが地下水に浸透するといわれております。降った雨を少しでも多く地下に浸透させ保水し、地下水として湧水群を作っていかなければなりません。裾野市から富士市までの裾野をもつ愛鷹山系で豊富な湧水群をもち、河川として清水をなしているところは、桃沢川と梅の木沢川のみであります。古くは須津川あるいは柳沢川、須山下田川も水があったと聞いております。今は枯渇しておるわけでございます。とくに古来より愛鷹山の森は非常に大きな森で、水源の涵養がされていたといわれております。そのため、明治末期に水神様をまつり、森と緑を守り、長窪流域の水田を潤してきておりました。しかし、戦後愛鷹山は肥沃で温暖な気候に恵まれ、木材生産に非常に良いところで成長も非常に良いということで、30パーセント自然樹林として原生林を残し自然を守り水源を涵養してきたのでありますが、70パーセントは木材生産林に切り換えてしまったのでございます。そして、ヒノキ、杉の人工林になってしまったのであります。当時、誰もが木材の需要の多かった時代で、当然と受け止めてきたのでありますが、現状、受け止めてきたのが現状であったと思います。今日になって木材の需要の減少あるいは生産性の低下等により、木材生産林の管理が非常に悪く、保水力がなくなってきたのであります。これがひとつ大きな原因になっているのであります。保水力の豊かな自然の森に返してやるのが私たちの課せられた大きな責務であろうかと思いますが、この地域は国有林であります。どのような施策が考えられるか、まずお伺いいたします。
議長(遠藤)
 産業課長。
産業課長
 下山議員の質問にお答えさせていただきます。森林は民有林、国有林を問わず、良好な生活環境を提供するとともに、国土の保全それから水資源の涵養等、安全で快適な国民生活の維持のため、重要な役割を果しているところでございます。しかしながら、国有林野事業につきましては、きわめてきびしい財務状況となっているのが現状であります。そこで平成9年7月に林政審議会の中間報告の中で、今後の国有林野事業の果たすべき役割としまして、おもに6つの考え方が報告されたわけでございます。まず1つ目に、民間企業等に林野、土地を売却する考え方、2つ目に国が国有林を出資して株式会社を設立する考え方。それから3つ目に国の土地所有者で経営を民間に委託する考え方。4つ目に国の所有管理の下で事業の実施を民間に委託する考え方。それから5つ目に森林を地方公共団体に移管する考え方。6つ目に地方公共団体に管理経営を委ねる考え方と木材生産機能重視から公益的機能重視に転換することが打ち出されてきたところでございます。今、ご質問の愛鷹山の国有林につきましては、長泉町では約340ヘクタールあるわけでございますが、現在下山議員がご質問のなかで、今までは木材生産林として位置づけられておりましたが、今後新たな森林整備の推進方向としまして、水と土保全という考え方のなかで、それらを検討されているというふうに聞いておりますので、町といたしましても、水源涵養保安林として要望していく考えでおります。以上です。
議長(遠藤)
 16番。
16番(下山)
 富士のほうの須津川とか裾野の須山下和田川のようなですね、死んだ川、ただ雨が降ったときに大きな水が流れてダムをつくってあって、それが大きな雨でひっくらかってしまうという川にならないようにしなければならないと思います。ということでですね、ぜひそこらを強力にですね、選択肢のなかでやっていただくわけでございますが、いろいろこれから協議をしていくということでございますが、やはり町の宝として、あの湧水群は守っていかなければならないわけでございますので、ぜひそこらを積極的に進めていただきたいと思います。この問題につきましては、私も過去何回かご質問させていただいた経緯がございますが、やはり昨年、一昨年のですね、あの風倒木の被害を見てもわかりますようにですね、非常に人工林の管理が行き届かないでいるわけでございますが、あれによってこれからどのような災害が発生するかわからないわけでございますが、県ではあの流域の上流に大きなダムをつくって、それで対応するというようなことでございます。基本的にですね、やはり水を保水するよりかはですね、大きな雨が降って、それが流出した場合に堰堤でふせげばいいよという、非常にですね、考えの相違があるわけでございますが、これからはですね、そこらをぜひひとつ、地元も町も国有林にも訴えて、保水力のある常時湧水が湧く桃沢川にするように私たちも努力しますが、町でもですね、積極的にやっていただきたいと思います。桃沢川ですね、古い文献によりますと百沢川と書かれております。流域の各地から湧水していたといわれております。しかし、その流域も荒れてきており、人工林も管理がされず、保水力のない環境になってしまっております。桃沢川流域は先ほども申し上げましたように、自然の宝庫だといわれております。観光面からみても整備が望まれなければなりません。現在愛鷹山つるべおとしの滝とか池の平などは観光のメッカとして多くのかたがたが訪れており、それに加えてこの流域こそ大きな観光の目玉であります。水と緑の杜公園の上の大堰堤からですね、上流に向け水神社までの渓流は非常にすばらしいのであります。とくにその流域に、川に沿って散策道をつくるならば、東北の奥入瀬渓谷にも匹敵する場所であります。合わせてその流域の人工林を健康な保水力のある環境に整備することを望むのでありますが、この流域は大部分が町有林、そして国有林であります。やろうと思えばすぐできるわけでございます。そこらの考えはないのかお伺いいたします。
議長(遠藤)
 産業課長。
産業課長
 まず水神社までの散策路っていうことのおたずねでございますが、桃沢川は現道より相当低い位置にあるわけでして、また地形的にも傾斜がきつくて桃沢川に沿いまして散策路を整備しようとしますと大規模な整備になるわけでございまして、本来保全すべき豊かな自然環境に大きな影響が及ぼす恐れがあるということも考えられるわけですので、今の現道の、現道っていうですか、町道575号線でしょうか、それらが昭和50年代、相当ひどい道路で荒れておりまして、55、6年当時でしたかね、コンクリ舗装いたしまして水神社までの道路が整備されたわけでございますので、それらを活用すればということで現時点では考えておりますので、散策路につきましては先ほど話したとおり、今の時点では考えていないのが現状でございます。以上です。
議長(遠藤)
 16番。
16番(下山)
 今、課長からですね、整備するに相当お金もかかるというお話でございますが、それほど整備とかなんとかでなくて、やはりハイキングコースとして川沿いに渓流を眺めながら見るということはできないのか。
議長(遠藤)
 都市整備課長。
都市整備課長
 ご質問者のご意見でございますけれども、今、話がありましたように、整備課のほうではですね、一応の区域を定めた中で、その渓谷をなるべく活用できるような形で私のほうでは散策路等、今計画してやっているところですけれども、先ほど、その上につきましてはですね、今、産業課長のほうの話がありましたようにですね、いろいろなご質問者のご意見はご意見としてですね、承っておかさせていただきますけども、これ、公園ができることにだんだんできていった後で、またいろんな考え方だとか、いろんなものがでてくるかと思います。現実には現在あの河川は1級河川でございまして、1級河川と同時にですね、砂防指定区域にも入っています。河川のセンターから30メーター、その間はですね、県の管理にもなっていますので、ご意見のなかでまたそういう管理者、県ですけれども、そういうものとも検討の必要にもなってきますし、お金をかけない散策路ということも当然考えられるわけですけども、かといって、そのああいう近くですとですね、お金をかけなくて簡単にやったことがかえって危険になってしまうというような子供たちがですね、楽に入れるから、かえって危険な状況になってしまうということも考えられますので、やはり行政としてはいろんな面からこれから検証してですね考えるものは考えていくということでご理解いただきたいというふうに思います。
議長(遠藤)
 16番。
16番(下山)
 今、いわれた話の中でですね、非常に危険がともなうというようなお話もあったんですが、やはり今つるべおとし、あるいは池の平等々のですね、ハイキングコースができておるんですが、水と緑の杜公園のあの上から渓谷を眺めながらハイキングコースにするというのは、非常に僕はいい目玉になるではないかなというような気がするんですが、ぜひいろいろな面で砂防指定地域になっているというようなこともございましたが、ハイキングコースが連携してできるようにですね、お願いをするわけでございますが、そうすることによってその地域の人工林の空いているところもですね、多くの方々が見て関心が高まるわけでございます。そういうことでそれによってそういう山林のですね、管理の悪いところがいろいろ目についてくる。それがやはりみんながですね、ああこういう状態では桃沢川が荒れてくるなとかあるいは湧水群がなくなるなとか、そういうことがでてくると思います。ぜひそういうふうないろいろな連鎖反応等々もありますので、ぜひ流域のあの渓谷をハイキングコースにできるようにお願いを出しまして、次の質問に移ります。
 ではですね、桃沢川の下流部の整備についてでございますが、桃沢川は、町民の共有の財産であります。湧水を蘇らせ、川を潤い、それを活用してこそ価値も出てくるものであります。最近、川が荒れてきており、今までは関係区民が河川愛護し河川敷や護岸法面の草刈りなどを行っていましたが、安全上の観点から中止されてしまいました。桃沢川は1級河川で県の直管河川でございます。今後どのようにですね、指導し対応していくのか、多くの町民が桃沢川を愛し活用してもらうために河川敷を利用したウォーキングコースを計画したらどうかと思いますが、それらの点についてお伺いいたします。
議長(遠藤)
 土木建築課長。
土木建築課長
 お答えいたします。桃沢川が蛇行曲線を描く自然の渓流がそのまま残されております、高低差や河川幅も狭いところ広い所もあるため、県は周辺の景観にあわせ、環境に配慮した構造や、桃沢川の特色を生かした方法で事業を実施しております。県もこのほど桃沢川から愛鷹山を考える会を結成しまして、将来に悔いを残さない地域づくりを目指しており、地域地元の意向を反映させ、河川整備を進めていきたいと考えております。また河川内の草刈り清掃についても、最近地元で対応できなくなったとのことでありますので、これについても県にお願いしていきます。それから、環境整備を進めるなかで、河川沿いの管理道路を活用して遊歩道の整備についても県にお願いしていきたいと思います。以上です。
議長(遠藤)
 16番。
16番(下山)
 今、課長より、整備をしていきたい、それを県へお願いしていくというようなことでございますので、ぜひそこらも進めていただきたいと思います。とくにですね、最近ウォークする人がかなり多いわけでございますが、狭い町道を歩いておるわけでございますが、非常に交通量の頻繁になった道路をですね、歩くのは非常に危険でございます。そういう意味からもですね、河川敷を利用したウォーキングコースを作るということは非常に望むわけでございますが、ぜひそこらは課長進めていただきたいと思います。以上ですね、桃沢川のことにつきましては終わらせていただきますが、次の質問に移らせていただきます。

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Last Update 1999. 8. 1