議長(遠藤)
 日程第1: これより通告による一般質問を行います。質問者に申し上げます。質問の内容により、答弁者および答弁者の順序が質問者の希望より異なることがありますが、ご了承をお願いいたします。

質問順位  1番。
質問内容  1.給食センター建て替えのスケジュールを
      2.がんセンターは2001年に開院されるのか
      3.広域行政的視点からとらえた各種施設のあり方
質問者   八木秀英議員、8番。
8番(八木)
 通告に従いまして、順次質問をいたします。
 最初に、給食センター建て替えのスケジュールをということで質問をいたします。本年6月議会におきまして、私は給食センターの建て替えをご提言を申し上げました。その趣旨は、給食センターは昭和49年に開設後、23年が経過をし、老朽化が進んでおり、土地利用の上でも現在は不適格建築物となり、生活環境、社会環境など著しく変化をする中で、食品衛生管理面、施設整備面、防災、交通安全面などを考慮いたしますと、現状の中での改善は困難であり、適性地域へ建て替えをというものでありました。答弁といたしましては、施設面、交通形態、道路網、調理施設、設備の改良、改善、新施設システム化等、現在の施設改造だけでは、到底対応できない、このような状況のなかで、現在のセンター方式を継続し、財政面、耐震診断の結果、立地、施設、整備等を踏まえ、建て替えていきたいとのことでありました。その後、全国の学校給食現場では、食材や調理後食品の温度管理、二次汚染防止対策などの衛生管理が不十分な施設が多く、早急な改善が必要なことが、本年7月7日病原性大腸菌O−157に関連して、厚生省が4月5月に実施した一斉点検でわかりました。大阪府堺市での集団発生を受けて、実施された昨年9月、10月の一斉点検と比べ、一部を除いては殆ど改善されておらず、甘い対応ぶりを見せつける結果となりました。厚生省は都道府県などの自治体に、学校給食施設に対し、文書で改善勧告をするなど、指導の強化を指示、文部省に対しても改善を要請しております。今回は、昨年の点検で、問題が指摘された施設を中心に、全国小中学校の給食施設の約8割にあたる、1万 4,107施設を対象に、都道府県などの自治体が日時の事前通告なしに実施し、厚生省が結果を集計しました。それによると、O−157感染防止のポイントとされる温度管理は、調理後の食品が適切に管理され、さらに記録を残している施設が、複数校の給食を作るセンター方式の施設で37パーセント、自校方式の施設で41パーセントといずれも半数を割り込みました。一方、給食を配送する必要性のあるセンター施設 2,152箇所で保冷や保温施設のある運搬車を使うなどして、管理や記録をしている施設は、わずか15パーセントしかありませんでした。この他、泥のついた野菜を洗うなど、下処理をする汚染作業区域と、非汚染作業区域の調理場を、明確に区分けしていない施設は、センター施設で31パーセント、自校施設では39パーセントにのぼりました。今回の結果について、厚生省の食品衛生課長は自治体の予算の使い方として、ハード面の補強など、学校給食の食中毒対策に予算を振り向けてくれればと思う。本年度内にもう一度一斉点検をしたいと話しております。
 当局は、どう対応されるのか、明快な答弁を求めます。
 次に、今年の秋、静岡市広野保育園で発生した病原性大腸菌O−157の集団感染は、市、保健所によると、患者、健康保菌者から検出された菌株を、国立感染症研究所、県環境衛生科学研究所で、DNA解析をした結果、すべて同一菌型で、原因となった菌は、牛に由来した検体で確認されたことのある菌と同じと考えられています。しかし、感染経路やはじめの感染者はわかっておりません。検出された菌と同じ菌は、これまで千葉市内等、国内で20例確認されているが、いずれも散発で、集団感染は初めてで、市保健所は当初散発と見て保育園への連絡、検便などをしなかったが、その後感染者が広がり、市側は初期対応の不手際を認めております。こうした状況に対する、当局の見解をお伺いしたい。
 次に、VBNCあるいはVNCに対する認識についてでありますが、最近休眠状態の最近が自然界にはうようよいることが分かってきました。東大海洋研究所と大阪大薬学部のグループが、今年病原性大腸菌O−157も休眠状態になって、身近な河川に潜んでいることを相次いで発見するなど、病気との関連性も注目されはじめました。休眠状態は、細菌が生きているのに分裂しないため、培養しても増やせない状態。生存能力はあるが、培養できないの英語の頭文字をとって、専門用語ではVBNCあるいはVNCと呼ばれております。10数年前米国の微生物学者が、コレラ菌が休眠状態になることを初めて示して以来、多くの細菌が同様の状態で自然界に潜んでいることが突き止められるようになりました。土壌細菌を研究している、染谷孝、佐賀大農学部助教授は土の中の細菌を顕微鏡で数えると、培養法で検出できる細菌の100倍ほどいる。かっては土のなかには細菌の死体があふれていると考えられていたが、実は休眠状態になっているだけで、生きていることがわかってきたと話されております。土のなかだけでなく、排水や河川水の中にも同様の状況で、小暮一哲、東大海洋研究所助教授は、微生物生態学の分野では、天然の細菌の大部分は培養法で検出できないことが、今では常識と言い切っておられます。一方で食中毒などの感染ルートを調べる医学の分野では、細菌の検出に培養法を使うのが常識で、休眠状態の細菌でも病気の原因になるとすると従来の検査では不十分ということになります。小暮助教授によりますと、休眠状態になることが確認されている細菌には、O−157やコレラ菌のほか、食中毒を起こすサルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌など、病原性があるものも多いだけにやっかいで、このうちコレラ菌は米国の研究者が休眠状態の菌をウサギの回腸に注入したところ、再活性化したと報告しているほか、九州大医学部のグループが熱処理とアンモニア処理で休眠状態から培養可能な状態に戻すことに成功。休眠状態だからといって安心できないことを示しました。しかし、微生物生態学者にとっては、常識の休眠状態が医学者にはまだ受け入れられておりません。小暮助教授は、あるテレビ番組で、日本の沿岸には海水1ミリリットル中に数十個のコレラ菌が普通にいると発言したところ、無責任な発言と医学専門家から抗議されたと明かしております。見つけたのはコレラ菌ではなく別の菌ではないのかとの指摘です。小暮助教授は、医学者からこうした疑問が出るのが止むを得ない面もあるといっております。分野が違うこともあって、菌の種類を特定するのに使う試薬も医学者が使うものと微妙に異なるからです。休眠状態の研究自体も各研究者がばらばらに行っているのが現状で、菌の種類や実験条件が違うため、休眠状態がどんな生理状態なのかも十分に説明できていない。分野の壁や不十分な研究体制を今後改善する計画が話し合われている状況だということであります。いずれにいたしましても、細菌による汚染を防ぐ体制を整えることが肝要であります。
 この点について当局のご所見を伺いたい。
 また、建て替えるなら、自校方式にできないかという声もございます。時間的、財政的に猶予があるものであるならば、自校方式も選択肢の中に入れて考えていくべきであります。今日のセンター方式に至った諸々の経緯や、病原性大腸菌O−157に代表される、食品衛生を取り巻く厳しい現状、さらには行財政改革など財政面、時間面の衛生面、そうしたものを考慮して、しかも早急に取り組み決断をしなければならない。このような状況下ではどなたが考えてもおのずと6月議会の町長の答弁のように、現在のセンター方式を継続し、建て替えていく方法を選択せざるをえないと思う次第でございます。
 学校給食とは少し離れますが、厚生省では来年度から現在の保育設置許可基準を改め、預かっている乳幼児の一部を別の施設で保育する分園方式を導入する方針を決めております。その中で、本園から日常的に移動可能な距離に分園を設けるが、離乳食などを作る調理室等は、本園の施設を共用するとしています。このことからも、他の施設と違って、調理室、給食施設の設置は、そう容易ではないということがわかるわけでございます。今日の学校給食を取り巻くさまざまな状況下では、細菌による汚染を防ぐ体制を整えることがまず肝要であります。そのためには、本年6月の給食センター建て替えに関する私の一般質問に対する答弁のなかでも明らかなように、早急に建て替えを行う必要性は明白であります。積極的な取り組みが極めて重要であると私は考えますが、6月の答弁以降、耐震診断の結果、立地、施設、設備、財政面などをふまえ、どのように方向づけがされたのか、早期建設に向けての用地取得、開設のスケジュールを示すなど、町長の明快なる答弁を求めるとともに、町長の給食センター建て替えに対する決意のほどをお伺いしたいと思います。
議長(遠藤)
 教育次長。
教育次長
 最初のほうの質問に対しましてお答えさせていただきます。今、八木議員のほうから、立入検査の結果はどうなったのかということでありますが、本町の給食センターにつきましては、5月8日に所管であります、沼津保健所からの立ち入りがありまして、3項目につきまして一応注意を受けております。一つ目の調理後の温度管理でございますけれども、実際に本町の場合にも年1、2度の食缶の状況調査のための温度を計る程度でありました。そういうことで食缶の温度というのは、できた食品をですね、センターで、汁物につきましては大体90度、学校で配膳するときには60度程度というような、そういうふうな形の測定であります。そういうことで、今後その方法がいいかどうかということで、保健所の指導を受けて、調査の方法を考えていきたいというふうに考えております。二つ目の運搬車の温度管理でございますけども、とくに夏の時期でございますけども、非常に温度が高くなるということになるわけでございまして、今回9月の以降の温度を計ったところ、実際に計ったのは9月10日でございまして、1回、2回、3回という形の中で配送が遠い順に出ていきますけども、3回目の配送の2台、コンテナが入っている部屋でございますけども、それにつきましては、一応40度ということでありました。それらが最高になるわけでございまして、当然給食センターにつきましては、大体7月20日から8月一杯は学校が夏休みに入りますので、一応7月の上旬から中旬、ならびに9月の上旬が、いちばん高い温度になるのではなかろうかなということで、これらにつきましては、今現在、2台には断熱材等はやっておりませんけども、これらにつきましては、一応平成10年度におきまして、断熱材等で温度が上がらない施設に改良していきたいというふうに思っています。それで、3番目の汚染区と非汚染区の関係でございますけども、当然下処理場等につきましては、野菜その他につきましては、当然泥その他がついているわけでございまして、本町の場合も、その区分につきまして、今回工事をやらさせていただきまして、一応色分けをさせていただきました。それで調理施設につきましては、これはブルーという形であります。それと、下処理場等につきましての、今言いました、土物があるものにつきましては、一応黄土色っていうか、茶色っていうか、そんな色に一応設定しまして、本年工事をやらさせていただくということでやってあります。そういうことで、指摘を受けましたものにつきましては、すでにやったもの、または来年以降やるものという形のなかで、順次整備をしていきたいというふうに思っています。続きまして、ご質問の静岡市で発生しました、O−157の感染の状況に対する本町の見解でございますけども、先ほど申し上げましたように、本町の場合は静岡県の沼津保健所の一応管轄指導のなかでセンターは運営されておるわけでございますけども、ご承知のように、静岡市と浜松市の場合には、市の直轄という形ではありますので、県と一部、保健所の、組織そのものは全く変わっておりませんけども、命令系統が変わっているのかなという考え方であります。本町の場合も、当然あってはならないわけでございますけども、事故が発生したときの対応につきましては、長泉町食中毒発生緊急連絡網というものを作成いたしまして、当然職員に徹底し、また保健所との連絡等々につきましての対応につきましての表を作って、一応児童生徒、保護者との関係、学校、教育委員会、当然東部教育を通しての、県教委の関係等々につきまして、一応対応を図ることになっています。これは、あったときの話でありまして、ないことを願っているわけであります。3番目に、非常に難しい、細菌による汚染を防ぐ体制という形のなかで、休眠状態とか、O−157の体制につきましては、昨年非常に大きな社会問題になったわけでございますけども、実際にはまだ感染経路その他が明確ではないわけでございまして、今、質問者は休眠状態とかいろいろなお話でいろいろご勉強しているようでございますけども、それらにつきまして、本町がやっております、対応につきまして、お話をさせていただきます。最初に、荷受けの段階の状況でございますけども、これは2種類ありまして、特に生肉等につきましては、これは当日入荷という形になっております。で、塩素酸ナトリウムの溶液に浸し殺菌をして入居させていただいております。2番目に、段ボールに入ってくる食材の関係でございますけども、これにつきましては、アルコール消毒のうえ、保管庫に移管し、それぞれの種類によりまして冷蔵庫、冷凍庫、保管庫等に保管をさせていただいて、細菌の進入を防いでいるという状況にあります。下処理室での関係でございますけども、これにつきましては、とくに野菜類が多いわけでございますけども、この野菜につきましては、次亜塩素酸ナトリウムの溶液で洗浄して、その後オゾン滅菌装置により4段階の槽がありまして、それらに順次、ものによって浸していくということで殺菌をさせていただいております。特に、いまサラダを出しているわけですが、熱処理でO−157の菌は弱いということをいわれているんですけども、野菜サラダ等の野菜がですね、高温で熱しますと野菜が歯ごたえが悪くなるわけでございますんで、そういうことを考えまして、サラダ用の野菜につきましては、生野菜になるわけでございますけども、これにつきましては、オゾン殺菌を70度から、ものによってですよ、90度までの湯で1分間湯通しをいたしまして、歯ごたえの残る程度で一応殺菌をさせていただいているという状況であります。続きまして、先ほどのブルーの調理室の関係でございますけども、焼き物、揚げ物の、その物体、コロッケならコロッケの中の計る機械があるわけですけども、それらにつきましての中の温度が一応80度から90度ということに一応なっております。そういう形の中で殺菌をさせていただいております。そういうことで3ヵ所のもの、対応につきましてお話をさせていただいたわけでございますけども、全体といたしましては、今現在エプロンを下処理室につきましてはピンク、調理用は白という形のなかでエプロンを分けさせていただいております。また、調理の肉、野菜を扱うものにつきましては、一応使い捨てのエプロンを付けまして、殺菌防止を防いでいるということであります。2番目といたしまして、食品を扱うときの手の関係でございますが、一応使い捨ての手袋を一応使わさせていただいている。これはビニールの非常に薄いものでございますけども、一応使わさせていただいています。履物の関係でございますけども、これらにつきましては、それぞれ各部屋に次亜塩素酸ナトリウムの溶液をおきまして、冷蔵庫に入るときの出入り口その他につきましては、そこに一応浸して消毒して出入りをさせていただいているというようなことであります。4番目としまして、調理室の器具の消毒の関係でございますけども、料理を配送するまでに、一応殺菌をさせていただいているということで、今いろいろお話をさせていただきましたけども、いずれにしましても、この項目につきましては、5月8日以前からいろいろな保健所から指導がありましたんで、それらにつきましての内容で、できるだけのことは一応やらさせていただいて、O−157ならびにそれぞれの食中毒等々に関する防止に対しまして、給食委員会、給食センターならびに教育委員会の実施する概要であります。以上で説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(遠藤)
 町長。
町長
 それでは、私のほうからただいまの八木議員のご質問、給食センターの建て替えのスケジュール、これについて申し上げたいと思います。今年の6月議会で、先ほど質問者からもお話のございましたご質問の節お答えを申し上げてあるわけでございますが、現在のセンター方式を継続していきたいと思います。建て替えをするため現在適地を検討しております。そんな段階でございます。施設の規模でございますが、現在約 3,500人の給食を調理しておりますが、調理能力 4,000食程度のものを考えていきたいと思います。で、調理場はドライシステムという方法を採用したいと思います。県内のドライ化している施設で調理数が近い御殿場の第一給食センターでございますが、坪数で申しますと450坪程度、という施設でございますので、その位が長泉町としても適当と考えております。スケジュールについては今年度中に適地を決定させていただきまして、次年度購入、施設は早い時期に建設していきたいということを考えております。今後も子供たちに安全でおいしく、なお楽しい学校給食を提供していけるように、これから計画を進めていきたいと思います。以上でございます。
議長(遠藤)
 8番。
8番(八木)
 町長より今ご答弁いただきました。これが明快な答弁かどうかというと、明快といえば明快かもしれないけど、あと一歩踏み込んで、用地を今選定中ですよね。次年度そこが選定されたところが大体決まってくれば、次年度大体購入を図っていきたいと。ただし施設についてはできるだけ早い時期ということになりますと、これが確認の意味になるのかもしれませんけども、用地が選定されたならば、当然この今の段階で 4,000食程度を念頭に置いた形のなかで施設整備を図っていくということでありますから、当然施設の概要というか、そういうものは頭のなかに入っておられると思うんですね。ならばそういうものを頭に入れた段階で、用地を取得していくわけですから、取得ができた段階で当然、もうそれらに向けた建設に向けた体制というものをとっていく必要があるのではないかなと、早期ということは、おおよその目途は当然もっておらおれると思うんですから、そこら辺をある程度明らかにしていただいて、それは若干のね、いろんな情勢のなかで前後のずれというものはでてくると思いますよ。それはどうしても、次の質問のがんセンターの部分なんてのもありますけども、情勢のなかで若干のずれというものは出てきますけども、いろんな話を聞いてきますとですね、こういう施設そのものは完成をされてから若干の間、試行をしていくかという形をとられるもんですから、期間的にかかるわけですね。ならば11年度に建設がされたとしても、実際の可能な時期はおそらく12年度の半ばごろになってくるではないかなと、そういうように考えるわけです。ならば、早期といいますと、当然目途におかれているのは、大体12年ごろまでの開設というものを見込まれていくのかなということを私なりに考えますと、施設の整備は大体11年度ぐらいに図っていくのかなというふうに考えられるんですけども、町長その点についてはいかがなものでしょうか。
議長(遠藤)
 町長。
町長
 大変先を心配していただいたご質問でありがたいわけですが、今申しましたとおり、10年度に用地を求め、今いわれたとおりね、その時点ではある程度当然計画を検討していく時期に入ると思います。したがって、今いわれました、11年度に例えば建設してもね、調整その他の関係で12年度に入るではないか、全くその通りだと思いますので、今、申しましたできるだけ早い時期にといいますのは、あえてここでずばり何年度ということは申し上げませんけどね、質問者のいわれるとおり、その辺の検討で進めていくのがベターかなということを感じますので、そんな方針で考えていきたいと思います。
議長(遠藤)
 8番。
8番(八木)
 給食センターの部分につきましては、ほぼ明快なご答弁をいただいたということで、次の質問に入らせていただきます。

copyright(c) 1997  長泉町役場 議会事務局 e-mail:gikai@nagaizumi.org
Last Update 1999. 8. 1