20番(渡辺)
 4番目。環境問題についてでございます。この環境問題もやはり3人ぐらいの議員さんから質問されております。特に、今日の勝呂議員は非常に、こと細かく、この問題について質問されておりますので。それに中に入っていくということは非常に難しいと思いますけれども、一応質問をさせて、なるべく重複しないような形で質問させていただきます。最近、環境対策は地球規模で考えているといわれております。環境問題について大別すると、二つの種類があるといわれます。一つは環境そのものを直接悪化させるもの。例えば、騒音だとか、悪臭だとか或いはゴミのポイ捨て。こういった直接的に環境を悪化しているものもありますし。もう一つは環境のもつ環境維持機能を破壊すると。環境維持機能。要するに環境を自然発生的にそういった維持機能があるとするならば、それを破壊してしまう間接的な環境だと。この二つがあると言われています。今、盛んに新聞・テレビでもって言われております、温暖化というふうなことも、この一つであります。これは皆さんも新聞・テレビでよくご存じだと思います。また、陳情も出ておりますので、そういった環境機能破壊、環境維持機能破壊というふうなことについて、これらの7点ほど、そういったものがあるというふうにいわれております。一つは地球の温暖化でございます。そして、オゾン層の破壊というものがあります。それから動植物の絶滅と。それから酸性雨。それからゴミの問題ですね。それから大気汚染・水質汚染。こういった7項目がそういった環境維持機能を破壊していく要素になっている物があると、いうふうなことを言われております。関連性があると思いますが、そういったこれは地球規模で、そういった環境問題というのを考えると。これは非常に大きな問題で、国際的な問題或いは国の問題。そして地域レベルの問題と。それぞれ考えていかなければならない。当然、我々個人個人が、例えばゴミの問題にしても、その辺はこれから考えていかなきゃあなんない。エネルギーの問題、省エネを図るというふうなことによって、二酸化炭素の発生を少なくする。こういうふうな国際レベルから国の問題、いろいろあるわけですね。当然、だから、長泉町地域の問題として、この辺のところを総括して、長泉町として対応できるものはあるのかどうか、ということをまずお伺いしたいと思います。

議長(遠藤)

 生活環境課長。

生活環境課長

 渡辺議員のご質問にお答えします。7項目ほどいろいろの問題があるよというお話の中で、一つ目の地球の温暖化現象のことですけども。これはご承知のように大気中の温室効果ガス、主には化石燃料の燃焼。これは石油製品とかあるわけですけども。それに伴いまして発生する二酸化炭素或いは農業等による発生するメタンガス或いはエアコンの冷媒等によって使用されるフロンガス。こういうものの濃度が人間活動により上昇しているために、温室効果が高まることによって地球の気温が上がる現象ということであります。このままで推移していきますと、21世紀までに地球全体で気温が3度以上上昇し、これに伴いまして海面が約65cmほど上昇すると予測されております。こういうことになりますと、異常気象の発生或いは農業生産や生態系の影響が懸念されるわけでございます。2番目のオゾン層の破壊でございますけども、オゾン層は成層圏に多く存在しておりまして、太陽光からの有害な紫外線を吸収することによりまして、地球上の生物を守る働きをしております。これが大気中に放出されたフロンやハロン、こういうものによって成層圏のオゾン層が破壊されてきております。これらにより、太陽光に含まれる有害な紫外線が地表に達する量が増大して、そのために皮膚がんや白内障等の人への影響、或いは生物の育成障害等を引き起こすということが懸念されております。三つ目に、動植物の減少、絶滅ということですけども。オゾン植物の種は自然界におけて進化のプロセスでの減少とは異なりまして、先程来言われてます人間活動によって、生息或いは育成地の破壊や、乱獲によりまして急激に減少しているといわれております。現在、生息地の破壊等によりまして、2020年までに全世界の5%から10%程度の動植物が絶滅されると予測されております。四番目の酸性雨の関係でございますけども、酸性雨につきましては石炭や石油等の化石化燃料を燃焼することによりまして、大気中に放出されたイオウ酸化物や窒素酸化物が大気へ放出されることによりまして、複雑に化学反応しまして、硫酸イオンや硝酸イオンとなりまして、これが雨や霧になって降ってくるということでありまして、酸性化が強いわけですけども。そういうのに伴いまして、森林や農作物に被害を与えたり、河川や湖沼を酸性化して魚類等の生息できない環境にするということで、これも生態系に大きな影響を及ぼすことが懸念されております。また、歴史的な遺跡や建物・石像等へも被害を及ぶといわれております。五点目のゴミでございますけれども、これもご承知のように、大量生産・大量消費・大量投棄というようなことから、現在はゴミも社会問題化されておりまして、このゴミについては廃棄物という位置付けになっておりまして、人間活動の拡大に伴う量や処理費用の増大によりまして、その処理方法が年々困難になってきております。この廃棄物の中にも有害の物も含まれていることから、処理が不適切な場合や河川・地下水・土壌等を汚染して問題になっている状況であります。六番目の大気汚染に関しては、大気中に汚染物が持ち込まれる現象ということで、具体的には工場事業所から排出される煤煙或いは建物等の解体に伴いまして発生する粉塵或いは自動車からの排気ガス等の中に含まれる一酸化炭素や炭化水素等が主たる原因になって大気汚染の原因となっていると言われております。七つ目の水質汚染でございますけども、これも工場や事業所からの排水或いは家庭からの生活雑排水の流入によりまして、河川の汚濁が社会問題化されております。この工場や事業所からの排水については、水質汚濁防止法の施行に伴いまして、かなり効果を上げておるわけですけども、一般家庭からの生活雑排水については法的な規制の適用がないというようなことで、河川汚濁の原因に占める割合は年々高くなっているような状況であります。また、これらが河川の汚濁は、海洋汚染の原因にもなりまして、海洋哺乳類や魚類・鳥類等の影響或いは漁業への影響も問題になっているような状況です。こうした問題につきましては、地球環境問題として世界に広く認知されておりまして、今後の地域の発展と環境保全の両立した社会を構築していくことが急務と課題となっております。そうした中で1992年にブラジルで行われた地球サミットにおきまして、アジェンダ21というのを行動計画が作成されました。これは21世紀に向けて持続的に発展を実現するための具体的な行動計画であります。日本におきましては1990年10月に閣議会議がありまして、地球温暖化防止行動計画、こういうものが策定されました。こうした中で静岡県におきましては1992年、静岡県における地球に優しい実践行動計画、(通称)静岡環境アクションプラン21ということを制定しております。これは具体的にはいろいろな推進計画が入っておりますけども、こういうものを踏まえて長泉町は静岡県の地球温暖化防止対策地域推進計画に参画する形で現在活動を考えております。具体的には県から環境家計簿等により、それらに伴います普及・啓発或いは低公害車等の導入、或いは熱帯林材の使用削減の促進。こういうものを啓発的に行っていきたいと考えております。現在、地球環境による長泉町独自でしているものは何かと言いますと、町内16ヵ所における河川の水質の分析或いは工場排水の分析等の環境分析、或いは現在も進めておりますけども、ゴミのリサイクル事業、或いはその中でのフロンガスの回収事業。現在は牛乳パック等の回収の促進。こういうものもしております。先程言われました生活雑排水の関係では下水道の普及率の向上。こういうものを具体的には町で執り行っております。いずれにしましても、地道ではありますけども環境改善にこれからも努力をしていきたいというふうに考えております。

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Last Update 1999. 8. 1