議長(芹澤)
日程第7: (仮称)県立がんセンター周辺整備対策特別委員会からの報告を議題とします。特別委員長から審査および調査の報告を求めます。1番、特別委員長。
特別委員長(大沼)
県立がんセンター周辺整備特別委員会の審議の結果と提言についてご報告申し上げます。県立がんセンター周辺整備について、はじめに当町に建設が予定されている、県静岡県がんセンターは、平成13年の西暦2001年に開院が予定されていることは皆様もご承知のことと存じます。さて、平成8年11月25日、11月の定例会の冒頭において成立いたしました、当特別委員会は、センターの周辺整備として、センター利用者を主眼とした交通体系をテーマとして、その調査研究に努力してまいりました。その具体的な事例調査として、4月の24、25日の両日にわたり、総合病院であり病床数500床の新潟県立中央病院の視察研修を行いました。この病院への来院者の数は、平成8年の実績で1日あたり
1,493名であり、鉄道では直江津駅より車で15分程度の場所であり、車の利用者がかなり多く、駐車場は846台確保されており、この隣接地に看護短期大学が併設されている。このような立地条件の中で、県道18メートルの整備中より、当病院への進入路として東西に18メートルの道路が設置されている。当地は区画整理に併設されており、基盤整備のなかで、交通体系に十分配慮されていると感じました。以下、これらを参考としてその結果をまとめましたので、ご報告させていただきます。
まず、がんセンターの利用者について (1)職務の従事者、まずセンターの利用者についてどの程度人員が見込めるか、さる4月の19日、庁舎第会議室で行われた全員協議会のなかで、がんセンター室長大野耕一郎氏の、がんセンターの基本計画の説明、あるいは別店、全国7ヵ所のがんセンターの状況を調査するなかで、当委員会として可能な限り想定できる数値を導き出すよう努力しました。それによりますと、当がんセンターの規模は、病床数700床、うちホスピス病床50床と計画されております。700床の規模はマスコミでも報道されたごとく、日本一の規模であり、そのなかで働く従業員者の数を想定すると、医師および看護婦等スタッフの数も未定ではあるが最近における平成6年度8ヵ所のがんセンターの病床数に対するスタッフ数は、医師が
2,895病床に対して503名であり、その比率は 5.7床に1人になっている。また看護婦等は 1.47 床に1人となる。またレントゲンの技師等の医療技術者は、3.3
床に1人であった。これらの数値にがんセンターの内容および立地条件の違いから、さまざまな対応がなされていることが考えられる。当がんセンターでは、診療科目22科目で、全国最先端の陽子線治療も計画されているなどを考慮すると、スタッフの数も相当の規模が見込まれる。また、病院経営の管理事務に参画する事務スタッフおよび給食、清掃、施設管理の委託、搬入等の業者も相当見込まれる。スタッフの合計数はおよそ
1,000名をこえる数値が予想される。なお、当がんセンターに看護婦の宿舎あるいは医師の宿舎の建設も計画されているが、当施設外の通勤者もかなりの数が見込まれる。(2)番目、外来の受診者数、一方この施設を利用する1日あたりの外来者の算定については、先に述べた平成8年の全国7ヵ所のがんセンター病床数は別添の資料1.に見られるごとく、2,439
床に対し、3,982 人であり、これは病院の受け入れ態勢および立地条件によって違いがあると思われるが、1床あたり約1.63人の数値であり、当県がんセンターの外来に対する基本方針は患者にとって受診しやすく、県内医療機関が紹介しやすい外来を目指して、専門外来の設置、土、日の診療の実施、相談業務の充実、患者さんの紹介システムの構築がとられており、さらに陽子線治療の計画等もあり、このことを勘案すると700床に対する、約1.6
倍の数値が概ね良と考えられる。次に、入院見舞客については全く未知数であるが、神奈川県および埼玉県のがんセンターにおける1夜あたりの1日あたりの見舞客についてアンケートしたところ、概数ではあるが200人、100人であった。当該がんセンターがホスピスの病棟等を計画するなかで、これらの数値に上乗せした数字が見込まれる。次に、当該がんセンター利用について想定される患者の流れについて考察すると、平成6年静岡県患者調査について、静岡県の患者調査について、平成6年に県内の医療施設で受療した患者総数は、別添資料のごとく19万164人と、その数は年々増加傾向にある。この総数のうち、県内に住所を有する者は18万
5,882人で患者総数の 97.8 パーセントであり、これは県民20.2人に1人が県内の医療をしたことを示している。これが、当がんセンターの利用者患者とはいないことは承知のごとくであるが、県内のがんセンターの患者の分布については把握が難しい現在、相対的な患者をとらえる中で、当がんセンターへの流入状況を掴むと別図の1.のごとく流れが見込まれる。すなわち、(1)として、熱海、伊東圏、伊豆圏、三島、田方圏に2万
5,646人、駿東、小山、御殿場、裾野、沼津圏域が1万 7,706人、富士中部、西部圏が14万 2,530人となる。この数字で駿東圏域を1ととらえると、熱海、伊東、伊豆、田方圏域は1.45となり、富士中部、西部圏は8.01となる。この数値が患者の流れとしての把握することができる。予想される交通ルートについて、以上の2点を考察するなかで、当町への交通ルートを当委員会としては上記の施設業者および来院者に具体的に検証した結果、施設の従業者の流れは未知であるが、主として来院者の流れを読むと、別添の2のごとく交通ルートの流れがあります。すなわち、先述の受診、患者総数の各圏域分布の当町への流入経路を考察すると、1.熱海、伊東、伊豆、田方圏域については、1)国道1号線および136号線より、県道沼津小山線を経てがんセンターもしくは将来的には伊豆縦貫道または東駿河湾環状道より国道246号線を経てがんセンターへのルートが想定される。2)鉄道としては東海道線および新幹線の利用により、三島駅北口より、あるいは御殿場線下土狩駅、あるいは新駅よりバス。タクシーの利用が想定。
(2)西部、中部、富士圏域では、1)国道1号線および東名自動車沼津インターの利用して、国道246号線あるいは将来ルートとして第2東名自動車道より片浜池田線を通って、国道246号線へのルートの想定。2)鉄道としては、上記の伊豆、熱海、伊東、田方圏域の鉄道ルートと同一想定。
(3)駿東圏域については、1)国道246号線ルート、あるいは県道沼津小山線、または東名自動車沼津インターの経由、国道246号線ルートを想定。2)鉄道としては、御殿場線下土狩駅あるいは新駅の利用想定。
以上、自動車道、鉄道についてのがんセンターへの起点となる町内外の要所は、(1)道路としては、国道246号線、(2)鉄道としては三島駅北口および下土狩駅あるいは新駅と着眼し、以下県内各圏域から町内へ流入する人々および当該がんセンターへの通勤する人の、町内交通ルートに対する対応として、当委員会では、以下の事項について提言をまとめました。
提言1)国道246号線のがんセンター開設後の利用による交通量の増加と、がんセンターアクセスへの道路の混雑が予想される。このために既設の下長、駿河平線の拡幅整備のほか、国道246号線の城山交差点より南一色交差点の間の好位置について、がんセンターに接続する地点までがんセンター利用者に十分対応できる進入路を県施工で施工することを強く県に要望すべきである。2)県道沼津小山線よりがんセンターへの接続道について、御殿場線新駅の設置計画を含めて考察するなかで、県道沼津小山線を納米里交差点より町道納米里城山愛鷹線あるいは町道南一色宮脇線をバス路線として整備すべきである。(将来的には東駿河湾環状道の側道の利用が考えられる。)3)バス路線は三島駅北口および御殿場線下土狩駅あるいは新駅設置計画について、利用状況を考察するなかで、三島駅北口より下土狩文教線を利用、下土狩駅経由中土狩竹原線を利用し、県道沼津小山線より上記2)の路線の整備を充実する、実現すると同時に、下土狩文教線の八幡神社の以東の実現をはかり、バス路線の確保に努められたい。4)御殿場線新駅については、当がんセンターへの通勤者あるいは外来利用者、見舞客等々、がんセンターの関連の人々の利用が見込まれる。がんセンター周辺の将来的な地域活性も県の基本計画に盛り込まれており、地域の発展に不可欠なものとしてぜひ実現できるよう議会当局とも努力していくことを望むものである。5)がんセンターへの流入する車の中で、派生的な町内各路線に出入りする車が見込まれ、従来の交通の流れによる支障を来すことが考えられる。とくに地元である下長地先の城山尾尻線の拡幅整備は従来より懸案であり、整備は急がれたい。また、町道納米里、城山愛鷹線を含む、別図の2.のごとく、路線の整備を図られたい。6)施設内の駐車場について全国のがんセンターでの対応は、駐車場が希少であるとのアンケートの結果にあるので、駐車スペースについては施設の規模等を考慮したスペースの確保するよう県へ要望すべきである。終わりとして、今後ますます車社会の進行するなかで、道路環境の整備はまちづくりの不可欠な要素であります。加えて長泉町有史以来の全国最大級の県がんセンターの開設は、町民にとって大変な期待が寄せられております。その機能を十分果たすために、将来悔いのない交通環境の整備を主要課題ととらえ、一層の努力に努められるよう要望し、報告を終わります。以上でございます。
議長(芹澤)
ただいまの特別委員長報告に対する質疑を許します。質疑がなければ質疑を終結します。これより討論に入ります。最初に反対討論を許します。なければ討論を終結し、採決します。本件を特別委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。挙手全員であります。よって特別委員会の審議および調査の件は特別委員長の報告を了承することに決しました。
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Last Update 1999. 8. 1